カントン包茎、裏筋(小帯)を形成した亀頭直下法【症例番号4】
実際に、当院で治療を行なわれた方の症例を報告します。
(症例写真へのご協力、誠にありがとうございました)
症例について
20代男性。
カントン包茎。今までご自分で皮を剥いたことが無く、ご自身は「真性包茎」だと思われていました。何度か、ご自身で皮を剥いてみようと試みましたが、うまく剥けず、性行為時には突っ張り感や痛みがあったようです。ご家族や友人に相談することなく、1人でお悩みになっており、この度、意を決して当院にご来院してくださいました。
診察したところ、慎重に行えば皮を剥くことができましたが、絞扼輪と呼ばれる強いくびれがありましたので「カントン包茎」の状態でした。
症例写真
治療前→治療前の皮を剥いた状態→治療直後
締め付けの強い絞扼輪を取り除き、亀頭直下に傷がくるように手術をおこなっています。
裏側からです。今回は、裏筋(小帯)を少し残し形成する方法で行っています。
小帯を残す方法(参照→症例番号3のブログ)と今回の形成する方法はどちらを選択するか、しっかり陰茎の状態を観察させていただき、適した方法をご案内します。
治療概要、合併症について
治療概要
合併症、副作用、リスク(カッコ内は私の経験)
・腫れ(治療後ほぼ起こります。陰茎や亀頭が腫れます。数日で治ります。)
・内出血(多少起こります。徐々に良くなります。)
・痛み(抜糸まで、特に勃起時に痛みがあります。)
・感度低下(敏感な内板部分を除去すると起こります。早漏防止になります。EDになるほどではありません)
・感染(起こったことはありません)
・傷周囲の硬さ(しばらく起こります。徐々に良くなります。)
・血腫(包帯が外れると起こり得ます。包帯が外れないよう工夫をしています)